【連載:wedding008/結婚式の招待状】 友人向け BBQ食事会

つづいて、主に友人を招いた「結婚パーティ」の招待状。

【友人向け】
友人向けのBBQパーティの招待状は、イベントのフライヤーのような感じに。デザインは友人Mさんとそのご主人Jくんにお願いしました。こういうときに新婦が編集者だと具体的な入稿指示が出せるので便利です。そりゃ本業だからね。

BBQの食材調達のためにも事前に人数把握をしたくて返信ハガキが必要なので、封筒で送ることにしました。

「出欠返事はメールか電話で」とするとうっかり忘れる人もいそうだし、ちゃんと返信ハガキが入っていることで「自分は2次会ではなくパーティに招かれた」という印象をもってもらえるのではないかと思ったのです。だからメールだけで誘うこともしなかったし、みんなに封書で招待を送って出欠のお返事は返信ハガキでもらいました。切手代や封筒代など多少コストと手間はかかりましたが、「ちゃんとお招きしたい」というわたしたちの気もちは伝わったと思います。返信ハガキも欠席の人も含めてほぼすべての方からいただけました。

A3サイズのマットな紙の半分を使って、両面に印刷してジャバラのようにして、四折りの8ページ仕立て(1枚の紙で2部取れるという経済的な仕組み)。お互いに招きたい友人を数えたら100人をゆうに超えロットが多くなったので印刷会社を利用しました。折りや留め加工は地道に家で手作業。

こちらも親族向けの招待状と同じく、紙はマット、紙色はクリーム、主な文字色はグレー、柔らかい印象のイラストと旧グッゲンハイム邸の写真を組み込んで、品のある感じに。折り畳んだ招待状を、帯状にしたトレーシングペーパーとマットな金色のマスキングテープで留めたら一通できあがり。


表の4ページは、ごあいさつ文・結婚パーティの概要・会場紹介・注意事項。

裏の4ページは、表紙・わたしの紹介・ひらくくんの紹介・会場写真とアクセスと地図。

この招待状にも、専門の結婚式場ではないことやスタッフが全員友人であることなどを書いておきました。会費制(3,000円)のためおつりが要らない準備をお願いしたり、庭でBBQをするのでその心積もりで来てね、など細かい案内も。

旧グッゲンハイム邸に行ったことがない人が「この場所に行ってみたいな」と思ってくれるように、そして「二次会ではなくてあくまで結婚式に招かれている」ということが伝わるように、また、事前に「相手はどんな人なのか」を想像できるように簡単なプロフィールも入れることで、招待状を受け取った時点でわくわくしてもらえるように作りました。

返信ハガキを同封してできあがり。今度は紙がさほど厚くないので80円切手で大丈夫でした。封筒はオフホワイトでシンプルなものに。

招待状は、結婚式にお招きする人に向けての最初のメッセージ。やっぱりここで「お祝いに行きたいな」と思ってもらえるかどうかが大事。特にわたしたちの場合は、海辺の塩屋という、三宮からも少し離れた、札幌や東京の友人だけでなく大阪の友人たちにとってもわざわざ出かける立地だったので、秋のイベントごとで遠出するのを楽しく思えるようにしたかったのです。

デザインセンスのよい友人の協力で、満足できるものができました。