2003-07-15から1日間の記事一覧

埴谷雄高『死霊』を読んでいる。現在第二章。濃密な対話ばかりが重なり遅々とした時間がそのまわりをドロリと取り囲む。第一章のはじめであまりにまどろっこしい物言いに早々に躓き、この乗りきれなさは中学生のときにヘッセの『車輪の下』(母親に薦められ…