2004-03-01から1ヶ月間の記事一覧

真夜中のエンケンマラソン開催。遠藤賢司さんの『満足できるかな』『KENJI』『東京ワッショイ』『夢よ叫べ』『幾つになっても甘かあねェ!』を次から次に流す六畳間。エンケンさんのどこが好き?と訊かれて、「迫力と抒情」だなんて当たり前のことを考…

田中徳三『続悪名』(1961/大映)。勝新演じる朝吉が売り出し中。喧嘩に強くて面倒見がよく、気は短いが話はわかるいい兄貴、って、次郎長だよなあ、と思えばもちろんその通りで、ちょっと油断した隙にモートルの貞のほかにもわらわらと乾分ができいつの間に…

力まかせに強力粉をこねて膨らませてオーブンで焼いたらパンができた。初体験もいつも通りのてけとーなやり口。出来あがったベーグル十五個を紙袋に入れて砧公園。花見という名の昼の宴会。女の子たちが作ったぼたもちやいなり寿司などを食べながら共同生活…

タコシェに座頭市映画手帖の納品。レジ前でよそ見をしていると棚のなかに倉地久美夫さんの『太陽のお正月』(きなこたけレコード)をみつけた。そうしてモゾモゾしながら一日をすごし、早足で帰宅してきていま部屋で聴いている。ほんとうにすばらしいったら…

冷たい雨の夜、ハモニカ横丁のカウンタで「車掌」の配達を待っていた。「車掌」とは塔島ひろみさんが編集長をつとめるミニコミで、げっぷの指示に従って旅に出たり、見ず知らずの人を一日尾行したり、みんなで「南洋貿易」について調べてみたり(あるいは想…

サイコロは持たずとも夜行バスの旅ははじまる。旅の道連れはおにぎり娘一号と二号。一号は頻尿のおそればかりに気を取られ、二号はいびきを心配して鼻にテープを貼っていた。最後部座席で丸くなって眠り、トイレ休憩のサービスエリアで真夜中の体操。そうこ…

テレビをつけたらちょうど『座頭市と用心棒』がはじまったところだった。三船用心棒が若尾梅乃に「おい、俺はいまむしょうにおまえを抱きたい!」と大声で言うところがたまらなくかわいい。それを体操しながら復唱する。三船さんにそんな言われたらわたしは…

日曜日。目黒のクラスカで珍しいキノコ舞踊団の「FLOWER PICKING」を観る。天王洲で「あなたがバレると言ったから」、麻布十番デラックス(現スーパーデラックス)で「フリル(ミニ)」を観たのは三年ほど前のことになるだろうか。六人の小さくて細っこい女…

油断していたらガスが止まる。あわてて近所のコンビニエンスストアに駆けていって支払いを済ませたら財布のなかが心もとない。すてきな音楽の誘いがあったけれど我慢してバレエクラスでクルクルまわる。おいしいホルモン焼きを食べたというひとのことを思い…

「この世というものは、総じて不思議でもなんでもないので、何がどうなろうとすべてあっけらかんとした現実にすぎない。もともと人間の考える理というものと無関係に、自然は自然界の理によって動いているので、人間の考える理は必死でその後を追いかけてい…

昨日のお話にはつづきがあった。風呂の湯を抜いて立ち上がろうとしたら動けない。体温があがって酒がグルグルまわりだしたのだった。水のない浴槽のなかで体育座りで放心すること二十分。モンゴル餃子を一個無駄にした。果たして一昨日のお話にはつづきがあ…

音や金時にて、佐々木彩子さん不破大輔さん川下直広さん関根真理さんのライヴ。このあいだ観たばかりじゃないかというのは愚問。音楽に同じものなんてないのだ。シンハービールを飲みながらモンゴル餃子を食べ(高山なおみさんのレシピにもあったので今度作…

おそれていた三月がやってきた! 白いシャツを着たとたんに雪が降ったのは呪い? 足裏指圧の至福な瞬間によだれで応じたり、つな八の座敷でたくさん天ぷらを食べて動けなくなったり、ちょっとした出来事に思春期のように胸をときめかせたり、と、一見してし…