2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

映画『ICHI』公式ビジュアルブック

綾瀬はるか主演の映画『ICHI』が公開中です。この映画の公式ビジュアルブックが講談社より出ており、そのなかでハタリブックスの「座頭市映画手帖」が参考文献として挙げられています。巻末の「協力」にハタリブックスのクレジットを入れていただいています…

手元でピコピコ 「Nintendo DS10 Session」

晩秋はあっという間に日が暮れる。自転車で荻窪まで走り、総武線で高円寺へ。渋さ知らズの絵描き、青建さんとラッパビームの辰巳さん、映像の横沢さんが何やらピコピコやるという。きょうはちょうど休日、遊びにいこう、その前にちょっと小腹が空いたから鳥…

無頼兄弟の侠宴〜特集上映「若山富三郎×勝新太郎の軌跡」

コーヒーショップで待ち合わせていた方は遅刻し、訪問先の担当の方は会議が長引いていて、自分のメモ書きが間違えていたんじゃないかと不安になった午後四時。忙しそうですねと声をかけると「そうねバタバタとね。そっちも忙しい?」と切り返されて、ウグッ…

東京飯田橋「アグネスホテル アンド アパートメンツ東京」

宿

ハタリハウスは東京都内のわりと便利な立地にあるにも関わらず、ときに寝床に浮気して、東京のホテルに泊まる機会が年に何度かあります。仕事の用事で上京するママハタリのご相伴。旅先で泊まる宿はもちろんのこと、日常のなかでのホテルあそびもとてもたの…

阪東妻三郎×清水靖晃 『雄呂血』

原宿駅の裏手の「杜」に入るのははじめて。すっかり空が暗くなった暮れ六つ、東京国際映画祭の提携企画として行われる「OROCHI!! 〜神宮の杜〜」というイベントを観に、明治神宮内にある神宮会館ホールへ。無声映画『雄呂血』(二川文太郎監督/1925年)を、…

鬼頭哲ブラスバンド「風光楽談宵噺」

鬼頭哲ブラスバンドのホールコンサート「風光楽談宵噺」、無事に終了しました。ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。名古屋市北文化小劇場という、花道、桝席、定式幕(永谷園のお茶漬けパッケージみたいな幕)、松羽目(立派な松の絵が描か…

高木正勝コンサート「Tai Rei Tei Rio」

高木正勝のコンサート「Tai Rei Tei Rio(タイ・レイ・タイ・リオ」を観に、都立大学駅から徒歩十分ほど、柿の木坂、都立大学跡地にできた「めぐろパーシモンホール」へ。東横線沿線はあまり縁がないので、こういう用事があって歩くのはなかなか新鮮。前回の…

十月のミス・ビッグマウス

十八日に控えた「鬼頭哲ブラスバンド」の名古屋ホールコンサート「風光楽談宵噺」、舞台監督のアベタさんと打ち合わせ(これは十月十三日のこと)。百戦錬磨の「できる」話に勇気づけられ、気分よくそのまま新宿西口にある横丁へ。中華料理「岐阜屋」のカウ…

音楽の旅人、ファンファーレ・チォカリーア

ほんとうの日付は十月十三日。 飛騨旅の荷物をドンと玄関に置き、その足で回れ右、ダッと駆け出して列車に飛び乗り、ファソラシドレミファソーと歌う赤い列車に揺られ、横須賀は汐入「よこすか芸術劇場」まで。「ファンファーレ・チォカリーア 2008」のコン…

ミスハタリ飛騨路を行く 6 安房峠越えて松本へ

旅の最終日は早朝五時起き。まずはホテルの九階展望風呂で夜明けを待ちます。高山は盆地なのだなということが、朝のはじまりに、町をぐるりと囲む稜線が浮かび上がってきたところで実感した。東の空から徐々に明るくなるさまを湯舟から見上げ、早朝を歓迎す…

ミスハタリ飛騨路を行く 5 高山「スパ ホテル アルピナ」

飛騨古川の老舗旅館(→☆)で贅と真心のおもてなしを受けた平民は、リーズナブルな夜を求めて高山へ。でもね財布に優しいだけじゃいやなのヨ、やっぱり旅の宿には快適とコストパフォーマンスが同居してくれなくっちゃと探しあてたのは、九月にプレオープンし…

ミスハタリ飛騨路を行く 4 手垢の生活と白川郷

夜半の雨はすでにあがり、幸運にも傘いらずの朝。飛騨古川から高山へ移動し、駅前のバスセンターから観光気分で出発進行。新しい高速道路を走り、小一時間ほどで白川郷へ到着。紅葉にはやや早いが「どぶろく祭り」直前の観光シーズン、駐車場には東名海老名…

ミスハタリ飛騨路を行く 3 飛騨古川「八ッ三館」」

夕暮れの飛騨古川の町を歩き、荒城川に架かる橋の向こうに見える旅館「八ッ三館」。創業安政年間、飛騨商家造りの棟が美しく残る老舗の料亭旅館。「八ッ三(やっさん)」という屋号は、初代の三五郎さんが越中八尾出身だったことに由来するといいます。上が…

ミスハタリ飛騨路を行く 2 秋晴れの高山「八幡祭」

早朝の岐阜駅より特急「ワイドビューひだ」乗車。飛水峡より中山七里の車窓を選び、進行方向に対して左側の座席をキープ。先頭パノラマグリーン車は今回も憧れのまま。高山駅を乗り過ごし、まずは飛騨古川駅で下車。今日の宿に電話をかけると、午前中にも関…

ミスハタリ飛騨路を行く 1 岐阜「ダイワロイネットホテル」

名古屋滞在のあとは岐阜に移動。名古屋と岐阜、名鉄線に乗ってしまえばあっという間だ。恒例となりつつあるママハタリとの旅行の幕開けは、互いの都合で夜更けに集合。わたしも中部セントレア空港からの名鉄空港特急「ミュースカイ」に乗りたかったなあ。旅…

見上げてウットリ――名古屋高速黒川ランプ

今回の名古屋滞在中の仕事のひとつ、黒川は「名古屋市北文化小劇場」での舞台打ち合わせ。18日に行なう鬼頭哲ブラスバンドのホールコンサート「風光楽談宵噺」、これまで電話とファックスでやりとりをしていた担当の方との打ち合わせをして、終わってみると…

名古屋「ホテルトラスティ名古屋栄」

リハだー仕込みだー打ち合わせだー本番だー営業だーと、音楽制作のあれやこれやで季節ごとに一度は名古屋に行っているので、名古屋行きはもはや「旅」ではなく「出張」のほうが近いのだけれども、今回はリハーサルと会場打ち合わせの間に三日間の暇が出来た…

インプラントと「なぜかシュークリーム」

そろそろ十月の話をしましょう。春からつづいていた出稼ぎ(ハタリはときどき校正屋にもなります)を終え、フリーランス「ハタリブックス」の椅子に戻ったのが十月一日。さて、さっそくのんべんだらりと朝ねぼう〜と思いきや、昼前に歯科の予約を入れていた…

九月の追記〜木更津「天幕渋さ」

九月十三日、十四日は木更津へ。学生時代の夏合宿が内房だったのでこのあたりは車でも列車でも通ったことがあるものの、町に降りるのははじめて。駅から二十分ほど歩いていくと、海には下を船を通るほどの大きな、高い位置に架かる赤い橋。歩いて登って渡っ…

九月の追記〜シルク・ドゥ・ソレイユ『ZED』トライアウト!

夏の記憶を掘り起こしていたら、時間軸がグッチャグッチャになってきたので、その勢いで、いまさらながら九月のことを思い返します。九月二十日。舞浜ディズニーリゾートに新しくオープンする「シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京」に、日本初のレジデントシ…

「二〇〇八年ハタリ夏日記」 更新のお知らせ

羊追い犬のごとく急きたてる記憶とカレンダー。八月終わりに里帰りした「ミスハタリの八月札幌夏仕舞」を更新しました。【5 札幌「モエレ沼公園」】でようやく完結。夏の終わりの札幌と小樽、開拓民が誇る鉄道とランドスケープ。夏の終わりの極私的ツアーガ…