2004-12-01から1ヶ月間の記事一覧

市川雷蔵がぐずるわたしにお早ようと言った。もうすぐ雪が降り出しそうな朝、安普請の六畳間アパート通称ハタリハウスでは、一夜の役目を終えてすっかり冷えた湯たんぽに未練がましく足を寄せた寝癖頭のお嬢さんが、夜が明けてもまだまだ夢を見ていた。CS放…

日々が束になって過ぎてゆく様子を眺める暮れ。 二十三日、旧友ふたりを招いてクリスマス宴会。ハカセタロウ、ジャン・レノ、中尾彬、とまったく食指の動かないものばかりを三つ並べられた挙句に「あなたはそろそろお金の匂いを嗅ぎわけたほうがいいよ」との…

山本嘉次郎『男性No.1 顔役無用』(1955/東宝)を観た。「ビッグ」というあだ名の乱暴だが気の好い顔役三船敏郎と、要領よく稼ぎまわる色男ダフ屋の鶴田浩二が共演。松竹時代直後の鶴田浩二の動きはなんだか動きが時代劇。初期キャリアを見返せば決して時代…

「BOYCOTT RHYTHM MACHINE」(V.A./渋さ知らズ、DCPRG、ROVO、南博トリオ、ほか)というCDをかいました。いろいろ盛り沢山の本篇も素晴らしいのですが、タワーレコード限定の付録、十月一日新宿ピットインの渋さ知らズのライヴ演奏が特典なのだ! とかくわ…

入谷なってるハウスで低音環境。今夜は大原裕さんの特集で、不破さんのコントラバスと高岡さんのチューバで大原さんが作った曲を演奏。「映画音楽みたい」「顔に似合わずロマンチストだったのね」。大原さんの作った曲で今春のクアトロでエミリーさんが「じ…

あくまで当社比ゆえ表に出る数値ではないしこういうことを言うのは滑稽なのですが、最近感覚が鋭敏になっている。感受性というものがあるかどうかはどうでもいいのだけど、身体を通して言葉にして納得する、そのシステムの初期衝動がガツーンと大波でやって…

ゆかいなお酒をのんでいたら、ふたたび携帯電話が水に沈みました。うんともすんともキャンともいいません。電源が入らないので会いたい人にも電話ができず困っています。あらゆる可能性を新宿二丁目に落としてきました。まいったなあ。というのがミスハタリ…