2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ミスハタリの道北旅 7 札幌「キコキコ商店」番外篇

道東を大回りした旅は終わり、本来の目的「里帰り」を果たしたとたんに大雪に見舞われた。列車で余市まで出かける用事があって、やったー、わたしの原体験(函館本線)に乗るのだーと思いきや、早朝から運休と遅れですっかりダイヤが乱れている。やかんを載…

ミスハタリの道北旅 6 流氷ノロッコ号

午前六時、旅の朝はやっぱり早い。畳のうえに敷かれたふとんで眠るのはひさしぶりだ。窓の外は爽快に晴れている。昨夜ダイヤモンドダストを見上げた川や、通り沿いに建つホテルや家々の脇、路上のマンホール、あらゆるところから温泉の湯気が上がっている。…

ミスハタリの道北旅 4 蒸気機関車と釧路湿原

旅の朝はいつも早い。午前六時に起きてモール温泉の朝風呂。部屋でストレッチをしてから、早めにチェックアウト。八時半、送迎バスで帯広駅へ。今度は夏の時期に、公園や動物園を散歩して、子どものころに座った長いベンチに座って本でも読みたい。六花亭本…

ミスハタリの道北旅 5 川湯温泉紀行

反対側のホームからなびくSLの煙に後ろ髪をひかれながらも、旅にあともどりは禁物、と、グッとこらえて、標茶駅から先を目指す。13:10発の鈍行列車はもちろん一両編成。やってきたのはやっぱり「キハ54系」気動車。同じく非電化・積雪地域である大糸線を走る…

ミスハタリの道北旅 3 帯広「北海道ホテル」

今回の帰省、なぜに札幌に直接帰るのではなく帯広によりみちしたかというと、それは「北海道ホテル」に泊まってみたかったから。稲葉なおと著『PAPA'S HOTEL』(講談社)というホテルガイドブックでも、建築的な観点から見ても面白い宿として紹介されている…

ミスハタリの道北旅 2 『終着駅は始発駅』

昼すぎに出発する予定がちょっとした出来事があり、空港内で五時間ほど読書することに。旅の供にと鞄に入れてあった本を読了してしまった。それは、宮脇俊三『終着駅は始発駅』(新潮社)。昨年の大糸線〜北陸旅で寄った金沢「古書あうん堂」で買った古本。…

ミスハタリの道北旅 1 出発とおみやげ

冬の大行事である「さっぽろ雪まつり」が終わり、町がひと息ついた時期をねらって札幌行きを考えて準備をしていたら、ムクムクと沸いてきた出来ごころ。十勝から知床へ、道東エリアをぐるりとまわる二泊三日の大きなよりみち。すてきなホテル、蒸気機関車や…

サーカスの夜 Cirque du Soleil 『DRALION』

シルク・ドゥ・ソレイユのサーカス『DRALION ドラリオン』を観た。サーカスは昨年あたりから急に気になっていおり、舞台芸術としても、身体表現としても、ものすごく興味のあるもの。数年前に三軒茶屋で観たフィリップ・ドゥクフレの舞台公演、渋さ知らズの…

鬼頭 哲 ブラスバンド at ザムザ阿佐谷

鬼頭哲ブラスバンド、ザムザ阿佐谷でのライヴ&ワークショップ、無事に終了しました。ご来場いただきましたたくさんのお客さま、ありがとうございました。ゆかいでおかしな【昼の部:ワークショップ】と、熱気と迫力にあふれた【夜の部:ライヴコンサート】…

鬼頭 哲 ブラスバンド 「Making」

ハタリオフィスをすっかり占拠している鬼頭ブラスのお仕事、一月から二月にかけてはややハードでした。流れ流れてなぜか音楽の仕事もしているミスハタリですが、鬼頭ブラスの企画制作では些末なことからひとつひとつ大事にアレコレを作り上げていくことがで…

アコーディオン憧憬

節分の夜には「わーい!」と炒り大豆をまきました。翌日の雪で、ベランダに残っていた豆が水を含んで丸々としていたのが笑えた。さて先日、二階堂和美さんのライヴで生駒さん(mama!milkの生駒祐子さん)がアコーディオンを弾いているのを見たり、ちょうどそ…

ヘアカットの音楽、二階堂和美

土曜日の夕暮れ、西荻窪「花美容室」にてヘアカット。お店のドアを開けたら、店の中から耳馴染みのあるイントロが聴こえてきた。そして、あのうた声。あれっ、これ、『二階堂和美のアルバム』じゃないですか。店主のクボイさんがハサミに手をかけながら笑う…