大鉄道博覧会 昭和への旅は列車に乗って

夏のはじめころから気になっていた江戸東京博物館の企画展、「大鉄道博覧会 〜昭和への旅は列車に乗って〜」を見るために両国へ。道中、お茶の水駅のホームの先っぽで、聖橋と、丸の内線が地上に顔を出す絶景ポイントを見るという、ひとり鉄道遠足のオプション付き。

昭和期の写真と、鉄道模型の展示が主で、「大」と付くわりにはボリュームは小さい。しかし本橋成一撮影による昭和の鉄道駅での人物写真など、味わい深いものが多くあった。「鉄道」というよりも「人」に重きを置いた展示で、鉄道マンの声、今の「新幹線ガール」の大先輩である「つばめガール」と「はとガール」についての紹介や、東海道新幹線などの新車両開発に尽力した星晃氏のインタヴュー映像なども上映。「C62」と「D51」のアルファベット表示の違いもよくわかったよ。

 

当時、星晃氏が掲げた「旅客車を設計するにあたって大事にしていたこと」の項目のなかに、<どう決めてもいい場合に鉄道趣味知識を活かす>というのがあって笑った。正しいなあ。

今秋十月、移転してオープンする「鉄道博物館」がたのしみ。そういえば、数日前に発売した雑誌「TITLE」も、また世界の鉄道特集でした。眺めてはウットリしています。

TITLe (タイトル) 2007年 10月号 [雑誌]

TITLe (タイトル) 2007年 10月号 [雑誌]