鬼頭哲ブラスバンド「風光楽談宵噺」

鬼頭哲ブラスバンドのホールコンサート「風光楽談宵噺」、無事に終了しました。ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。

名古屋市北文化小劇場という、花道、桝席、定式幕(永谷園のお茶漬けパッケージみたいな幕)、松羽目(立派な松の絵が描かれた吊り物)などなど、歌舞伎や日本舞踊や文楽、落語などを行なう舞台を使ってのコンサート、音響面のデメリットは否めなかったものの(またまたハードな演奏環境にあったメンバーのみなさん、おつかれさまでした)、舞台上のバトンの多さと百戦錬磨の舞台監督の技で、コンサートにしては演出的な遊びごころをぞんぶんに盛り込んだステージになったのではないかと思います。もちろん新曲「散歩と冒険(新アレンジ)」をはじめ、音楽もすばらしかった(と、思う、舞台袖で聴いているので客席に聴こえている音とはぜんぜんバランスがちがうけれど)。或る衝動がそこにはあったと思います。

(photo by J. Mizuno)

ところで今回は公演の幕開けに、役者さん(たっちゃん from マーガレット一家)による口上を設け、ハタリもかんたんな台本を書きました。読み言葉で成立しうる小説などとはちがい、「台本」というのは身体のある役者さんがその場で演じることによって活きる文字表現なので(「朗読」という形式についてはまた今度)、実に新鮮で難しく、短い口上の原稿ながらも勉強になりました。今回はまったく独学なので「自習」というところかしら。そんな「自習」を舞台で形にしてしてくれた役者魂に感謝です。

鬼頭ブラスのフライヤーをいつもデザイン&描き下ろしてくれている、画家の照喜名隆充さんによる記事が実にゆかいなのでご紹介しましょう(→ )。


さて、次は東京ツアー。鬼頭ブラスの「秋場所」東京ワンマンライヴは、十一月九日、日曜日の宵の口、江古田バディです。


鬼頭哲ブラスバンド ワンマンライヴ
Date ; 2008年11月9日(日)16:00 open / 17:00 start
Venue; 江古田/LIVE HOUSE Buddy 東京都練馬区旭丘1-77-8 双葉会館B2FTEL03-3953-1152(15:00〜) →地図
Access; 西武池袋線「江古田」駅南口 すぐ右手/都営地下鉄大江戸線新江古田」駅A2出口より徒歩7分

【鬼頭 哲 ブラスバンド】