念願の「カッパ」のもつ焼きは素晴らしくうまかったのだ! 九時には閉店日曜祝日は休業、窓越しに覗いてみればコの字型のカウンターに客がびっしり座り、そのぐるりを席が空くのを待たずに立ち呑みする人たちが囲み、もつ串を焼くのは職人気質の親爺さん。うううううれしいしとてもうまい! 今夜は井の頭さんと会食。会って早々に「カッパに連れていってくれたまえ」とお願いしたのだ。井の頭さんはすてきな髪形(『最高殊勲夫人』の若尾文子みたい)をしていて、のんびりと喋ってお酒がすきな女の子。写真撮影と音楽を生業としていて、やっぱり物を作っているひとの話はおもしろいなあと思った。場所を末広通り薬局上のカフェに替えて呑み直し。いつ行っても空いているこのお店は今夜もやっぱり空いていた。コワモテのコックさんが、田舎から送ってきたという白桃をサービスしてくれた。今年初物。いやあ愉快愉快。『唐獅子株式会社』と『百人の子供たちが列車を待っている』のビデオを互いに交換して、午前一時過ぎに解散。