htr2004-02-03

背負い込んでしまった厄を払っていただきたいと災難続きの娘が三人集まってかしましくも神田明神さんの節分祭に出掛けた。のどかに豆をバラバラまき合うのかと思いきや、壇上からパッキングされた福豆やチョコレート、みかんなどが投げられた。そのなかにまぎれこんでいるアタリでは秋葉原電気街から提供された冷蔵庫やDVDプレイヤーがもらえるのだという。そんなことを知らずに無邪気に豆を待っていたら、強欲にモッシュする人々に押されて下敷きになってしまい見知らぬ親切な小父さんに引き揚げられた。当初の目的はもはやどうでもよくなったので遠巻きに見学。人ごみのなかで離れ離れになった友人が、「勢いよく投げられたみかんが顔にぶつかった、痛い」と言いながら戻ってきた。その後、須田町の近江屋洋菓子店ボルシチを飲んで女子迷走会議をしてから解散。