htr2004-03-31

真夜中のエンケンラソン開催。遠藤賢司さんの『満足できるかな』『KENJI』『東京ワッショイ』『夢よ叫べ』『幾つになっても甘かあねェ!』を次から次に流す六畳間。エンケンさんのどこが好き?と訊かれて、「迫力と抒情」だなんて当たり前のことを考えた。わたしまだまだだ。好きだってのに理由はいらないと抜かすにはわたしは年をとりすぎてしまったからちゃんとした言葉を探さなくてはならない。と思いつつも、音楽に気分が昂揚しワッショイワッショイと一緒に歌いながら畳の上で体操。わたしは不滅でも男でもロックンローラーでもないけど、「夢よ叫べ」で涙する。そんなひとりの女の子の一日は、喫茶ルノアールで極私的マネーロンダリングを行ない、西武地下で九センチのピンヒール靴をあやうく買いそうになったり、白菜と鶏肉のオイスターソースあんかけ炒めを作りつまみ食いしてンまい!と満足げに微笑みながら幕を閉じた。これにて三月終了。おそれていた三月はようやく終わるが暦のページがかわるだけでそれでも日日はつづくのだった。たくましくそして浅ましく。