Y氏の月曜映画史講義。ハリウッド以前にフランスが隆盛を誇ったアニメーション映画とドタバタ喜劇について。リュミエールの『水を撒く庭師』、エミール・コールの『かぼちゃレース』など、役者となった大道芸人たちがからだをはってバタバタ動く。一方、エミール・レイノーのプラキシノスコープから誕生したアニメーションは、アメリカに渡って開花。ウィンザー・マッケイの『恐竜ガーティ』(1914)、線描のガーティ君が意地悪でカワイイ。世界初のトーキーアニメーションはもちろんディズニー製作で、『蒸気船ウィリー』(1928)ではじめて世に出た不細工なミッキーマウスに学生たちが笑う。『ミッキーの大音楽会』(1935)は初のカラーアニメーション。音楽とギャグとテンポのよい展開が見事ですっかり夢中。以上、講義メモ。基本的には昨年と同じ。