WATTS TOWERS ポップの発電

htr2006-05-05

秋葉原グッドマンでワッツタワーズのライヴ。岸野雄一さんの芸の懐の深さ、メンバーの演奏の柔軟さ、以前にも観たライヴとフォーマットは同じでありながら、即興や新しい仕込みが増えていて、やはりウキウキしてしまう。そのステージは押上仕込みのファンタジア、秋葉原のディズニーランドだ。むずかしいことはなにひとつない。イエス! 大衆芸能! わたしたちの時代のポップスとはこういうものなのではないでしょうか。「ポップス」を見失って現代に失望しているしょぼいひとは、このミュージカル、このレヴューに迷い込めばいい。出口が見つからなくなる事うけあい。

岸野さんの言葉が世界になる瞬間がいくつもあった。ネタの引き出し方、積み立て方、笑いの誘い方、すべてが立体的に交わって物語ができあがっていく。岸野さんは言葉と音楽の魔術師みたいなひとだなあ。

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岸野雄一 http://www3.tky.3web.ne.jp/~gamakazz/kishino/