養老ハイキング

htr2006-06-19

今期数度目の名古屋出張。たたみの上で目が覚めたら、月曜の空はよく晴れていた。昼ごはんにひやむぎをいただいていたら、家主が「養老乃瀧にいきましょう」と言った。正解は居酒屋ではなくて本物の滝の方。木曽川長良川揖斐川を渡って養老の山中へ。

その前夜、サンショウウオ仲間であるところの、冨永昌敬監督(映画『パビリオン山椒魚』が今秋公開)から、岐阜のオオサンショウウオ旅館のお話や、野生のオオサンショウウオに出会ったという話を聞いて、うらやましく清流に思いを馳せていたところだったので、滝の水音をききながらの散策はナイスなタイミング。養老の流れにオオサンショウウオのシルエットを探しながら森の傾斜を登る。養老乃瀧は、赤目とはまた違った美しさで流れ落ちていた。ある程度観光地として整えられていながらも、凛とした空気を保っていた。爽やかな水音とほどよい湿気とやさしい木洩れ陽に誘われて、つい先まで歩いてしまい、先月の赤目につづいてまたひとつピンヒールをダメにしてしまった。