東京の冬、行楽の春

二月は短い

東京の冬は、毎日よく晴れるので好きだ。夜には寒い寒いと小走りになってみるけれど、吹雪で足先が見えなかったり鼻が凍てついたり家の前に山積みになった雪をスコップでのけたりする必要がないので、じつに気楽な季節だと思う。それでも季節を感じるために、コートを着て手袋をして首元をマフラーでグルグルに巻いて「さむい」と言ったりする、それは大事なレクレーションだ。昼間の陽ざしは暖かくて、隣町まで散歩するつもりがもうひとつ隣の町まで歩いてしまった。昨日は東に向かって散歩して、今日は図書館へ借りた本を返すために南に向かって歩いた。近所では梅が花開いていた。日なたで猫があくび。もうすぐ春が咲くのかな。

二月のハタリは移動の日日がつづきます。名古屋では打ち合わせ、二月の極寒を体感しに札幌へ里帰り、後半には渋さ知らズのツアーで沖縄旅です。名護市辺野古でのフェスティバルと那覇ライヴハウス、そして久高島でも演奏をするそうです。気分はすっかり春の行楽。北の友だち、南のみなさん、どうぞよろしくお願いします。