「書く仕事」と「書きたいという欲求」のあいだで

この一年半の間、しばらくモハキハ(カレー屋)稼業を優先してきて、これからもしばらくはモハキハがミスハタリの人生の三分の一ほどを占めるのはまちがいないのだけれども、「書く」ことを怠けてはいけない。それは私にとって、「知る」ことや「出す」こと、「好きになること」と「惚れてもらうこと」とも同義であるところ。

欲求に正直であれ。カレーくさい厨房と猫が寝転ぶ台所を愛しながら、日々の生活と交わりながら、私はやっぱり「書く」のでしょう。

と、ひとまず、店のことを優先してずいぶん長く放ったらかしだったこの「ミスハタリの冒険と計算」にあらためて火を入れていこう、と、秋のはじまりの高く澄んだ空を見上げながら、高らかに宣言したいと思います。

再始動企画としてひとつ。もうすぐ一年が過ぎようとしている、昨年秋に挙げた結婚式。ミュージシャンと編集者が、周囲のプロフェッショナルな友人たちの親切に助けられて手作りできた結婚式について、回想と解説をしていけたらいいなと考えています。


(↑挙式リハーサル中)

プロフェッショナルな友人たちの紹介はもとより、「これから結婚式を挙げようと思っているのだけど、手作りってどういうことだろう」「お決まりじゃなくて、もうちょっとフレキシブルなアイディアはないかな」という方の手助けになるような文章を残せたらと考えています。