東京飯田橋「アグネスホテル アンド アパートメンツ東京」

ハタリハウスは東京都内のわりと便利な立地にあるにも関わらず、ときに寝床に浮気して、東京のホテルに泊まる機会が年に何度かあります。仕事の用事で上京するママハタリのご相伴。旅先で泊まる宿はもちろんのこと、日常のなかでのホテルあそびもとてもたのしい。

飯田橋にある「THE AGNES HOTEL AND APARTMENTS TOKYO」。神楽坂の路地を入り、東京理科大学のキャンパスの裏手に建つプチホテル。今年の六月に宿泊したときに、そのハイクオリティな接客と館内の落ち着いた雰囲気、広い室内とおいしい朝食に大満足。季節が変わったところでさっそくのリピートです。

今日のお部屋は四階にあるツインルーム。大きなツインベッドのほかに、オットマン付の一人掛けソファ。住宅街に建つ五階建てのため、窓からの景色はまったく無いけれど、部屋の快適さだけでじゅうぶんフォロー。用意されているフリードリンクは、冷蔵庫にミネラルウォーター、数種類の紅茶とハーブティ、コーヒーと、大盤振る舞い。オットマンに足を投げ出して、本を読んだりおしゃべりで笑ったり。

 

テラコッタの床が素朴なバスルームの広さにもうっとり。シャワーブースと湯舟が別なのがまずうれしい。そのうえ、なんと湯舟は小さいながらもジャグジーバス。ブクブクがたのしくてつい長湯してしまう。厚みたっぷりのタオル類は肌ざわりも柔らかで、しっかり目のバスローブもちゃんと用意されている。シャンプーなどのアメニティもセンスが良い。

 

柔らかめの枕とかための枕と抱き枕、三つの枕に囲まれて、かためにしつらえられたベッドで熟睡。リネンの肌触りも爽やかで、センスと実力を兼ね備えた寝床です。畳に布団も好きだけど、ホスピタリティの高さを肌で感じられるベッドは極楽だ。

朝食は一階の「ラ・コリンヌ」でビュッフェ。席に着くとまず絞りたてのオレンジジュース(常温!)がサーブされます。クロワッサン、デニッシュ、レーズンパンなど数種類のパンが用意されています(一応ごはんとおみそ汁もあり)。品数は少なめながらも、欧米ビジネスマンやヘルシー志向の女子のツボをおさえたメニュー。温野菜のサラダ、甘く熟したフルーツ、数種類のヨーグルト。玉子料理はオムレツ、スクランブルエッグ、目玉焼きから選んで頼むとシェフが焼いてくれます。朝の八時台でも空いているのでゆっくり時間をかけて食べられるのも快適。

満腹になって部屋に戻り、もう一度パジャマに着替えてベッドにゴロン。こちらのホテルはチェックアウトが昼の十二時。わたしが今回泊まったプラン(→☆ ozmall)では、さらにゆったり、レイトチェックアウトで十三時! 二度寝してからゆっくり身支度をして、デスクで仕事をしてもまだ時間が余る。すばらしいったらないね。

地下から吹き抜けでちらりと見える石造りのホールでは結婚式ができるそうです。ロビーを飾るお花のセンス、調度品の柔らかい雰囲気、併設されているエステ(デクレオール社のアイテムを使用)、スタッフの上品な立ち居振る舞いなど、全体的に女性受けが高そうなホテル。とはいえビジネス使用も可能で外国人ビジネスマンの姿も見かけます。東京の日常でちょっとした「ゆったり」を感じたいときにぴったりな宿でした。グレイト!

【THE AGNES HOTEL AND APARTMENTS TOKYO】 東京都新宿区神楽坂2-20-1 電話 03-3267-5505