杉並新緑日和
四月もたくさん散歩しました。月初に桜の下を歩いた神田川沿いの遊歩道は、いまはもう緑の風景(→☆ 2009/04/07の日記)。
散歩途中に出会った猫が美人でドキドキしてもたくたとキャメラを準備していたら、さっそうと逃げられました。
散歩といえば、武田泰淳『目まいのする散歩』を本棚から出してきて読み直したり。この古書、函のヤケや毛羽立ち具合がいいのね。むかしのわたしはこんな文章を書いていました(→☆ 2005/07/20の日記)。そしてわたしはいまだに同じようなことをしている(古書で探せないひと、出会いを待てないひとには文庫本もあります)。
- 作者: 武田泰淳
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1978/05/10
- メディア: 文庫
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本を読みはじめた勢いで、荒れてきた本棚の整理をしたり、二年間も屋根裏にしまったままでいた本を発見して数冊抱えて降りてきたり(埴谷雄高の『死霊』とか)。忘れていたことを思い出したのか、新しいまっさらな方向に向かっているのかよくわかりませんが、「永遠のリスターター」の称号に恥じない、ワクワクした気もちで過ごした四月でした。
あ、そうそう、じつは三月の「沖縄旅日記」を更新しています。浜比嘉島の海写真です。海じゃない写真日記はこのあとに書きます。
【ミスハタリの春陽南風旅】
5 浜比嘉島・前篇〜波と光あるところ → ☆2009/03/18
五月もよろしくどうぞ。