htr2003-07-27

新潟は越後湯沢まで寝袋野宿一泊二日の「フジロックツアー」。今年は事前親睦会も開いて用意周到な妙齢女子四人のツアー。幸い、昨日までの梅雨の名残はやっと去りゆき新幹線を降りたときには青空が広がっていた。ワッショイ! イベントに挑む時はミーハー心を大事にあたためて真剣素直に祭りを愉しむこと、これ重要。西部警察ばりの大きなサングラスをかけて肩出しパンタロン腰鞄安全靴で苗場入り。祭の愉しみ方はいろいろあるでしょうがわたしの方法と結果はこんなかんじ。

近所のマンダラ2で観られるじゃないのよといえばそうだけだけど、三上寛+のなか悟空。苗場フォークジャンボリー。気づけば坊主の観客が二人全裸になっていた。「ごくーなんかやれー」とやたら煽る観客がいるナアと声の方向を見たら不破さんでした。隣に移動してもやっぱり中津川再来、遠藤賢司&カレーライス。エンケンさんは赤い柄オン柄という過剰な衣装でやはりほぼ全曲ギターを取り替えてはチューニングしていた。ドラムが元くるりの森さん。三上さんにしてもエンケンさんにしても言葉の力に心が揺さ振られる。ワッショイワッショイとどうにも離れ難くて同時刻ホワイトステージのROVOまで辿りつけず、次のヨラテンゴはサン・ラの「NUCLEAR WAR」(サン・ラ・アーケストラがゲストに出てきた!)を最後に呆気なく終わってしまった。時刻が浅かったのと演奏時間が短かったのが残念。ここまで単独行動。その後高円寺さんと再会して場の流れでくるりを観るもいまいち落ちつかずに二曲目で抜けて、ソーセージと麻ビールときゅうり食べながらGラヴを通りすぎ、山奥でサン・ラ・アーケストラ。ツッコミどころ満載なしあわせな世界。ゆるゆるのへこへこでビールの酔いがグルグルまわる。コステロの時にグリーンステージ後方の基地に戻って全員集合。肉まんと春巻。大豆鼓ファーム〜渋さ知らズを観ようと再び山奥に移動するも、先週「天幕」観にいったばかりだったと思いなおして後ろ髪断ち切りモグワイを眺めて突然の白い光に腰が抜けるほど驚き、モスコミュール引っ掛けながら早歩きしたらマッシヴ・アタックの「再起動」に間に合った。つまり今回は「中央線」と「どうせなら外タレミーハー気分」が半分半分。わーい最後だ最後だと盛りあがったのち寝袋で仮眠していたらさきほど終演したはずのステージがにわかに賑やかになった。メキシコのバンド、エル・グラン・シレンシオによる後夜祭。踊って叫んで跳ねてその場の流れに流されて全く知らない人たちと肩組んでグルグル回ってハイタッチなんて子供みたいに大騒ぎして、汗が引いたら午前二時。さすがに体力の限界を感じる。タイラーメンを食べてから地面に寝袋を敷き就寝。