2006-01-01から1年間の記事一覧

さよなら! 交通博物館

今日もいちにち出発進行! 指差し確認、人生オーライ? こんにちは、スイッチバックに身悶えする妙齢女子ミスハタリです。雨ふる月曜日の午後は、八十五年の歴史に幕を下ろして今月半ばで閉館してしまう神田万世橋の「交通博物館」へデートです。お相手は誰?…

吾妻光良みたいな大人になりたい

雨の日。鏡の前でのんびりとマスカラを重ねていたら「駅前に吾妻さん!」と式神が飛んできた。あわてて着替えて家を出て、ロングブーツをズッカズッカ鳴らしながら吉祥寺駅前北口バス広場。特設ステージで吾妻光良&スウィンギン・バッパーズが演奏していた…

WATTS TOWERS ポップの発電

秋葉原グッドマンでワッツタワーズのライヴ。岸野雄一さんの芸の懐の深さ、メンバーの演奏の柔軟さ、以前にも観たライヴとフォーマットは同じでありながら、即興や新しい仕込みが増えていて、やはりウキウキしてしまう。そのステージは押上仕込みのファンタ…

名古屋 シャチホコと渋さ知らズの旅

思いつきで名古屋まで遠足。札幌からあそびにきた妹に、シャチホコと渋さ知らズを見せる旅。名古屋クアトロにて渋さ知らズ。昨年のヨーロッパーツアーの続きだと聞けば、駆けつけないわけにはいかないだろう。なるほどこれはヨーロッパツアーの続きだと再確…

毎日が喜劇仕立て

さて、五月が駆け足でやってきました。畳の零細個人事業ハタリブックスの近況はといえば、わくわくと台割を作っています。これから夏に向けて面白いお仕事がつづきそうです。もうしばらくして予想図が見えたら経緯と予定をご報告します。なんともわくわくす…

Y氏の月曜映画誌講義

月曜日、目白、学習院大学。階段教室の前方真ん中の席を陣取って午後六時の鐘が鳴るのを待つ。Y氏の月曜映画誌講座がはじまる。スクリーンに映るは、ジョン・ヒューストン。文化と伝統を排した新興学園都市に紛れ込み、やさぐれ気味に暮らしていた十代の頃…

Alternative Movies in Japan

『Alternative Movies in Japan 日本映画のパンク時代 1975-1987』(リンディホップ・スタジオ編/愛育社)という本のご紹介。先月ミスハタリが編集のお手伝いをしたのですが、この本、七十年〜八十年代の「インディーズ」の衝動が、全ページを駆け抜けてい…

めくってみる?

もうすぐ雨が降りそうな日曜日の、カフェオレと写真展に至るまでのお話。財布のなかには四百円。四百円があれば、銭湯で至福の湯かげんをたのしむことはできるけれど、残念ながらイルカッフェでコーヒーを一杯のむことすらできない。本棚の中から漫画を四冊…

それは土曜日、ひさしぶりの休日、風が強くよく晴れた午後のこと。鮭ごはんが炊けるホクホクとよい匂いが台所にたちこめたら、水筒にほうじ茶をつめて出かけよう。近所の公園の川べりで、具違いのおむすびとほうじ茶とすこしの白波の水割で開かれる大人のピ…

昨年末から受信が鈍くなっていたベランダのCSアンテナを少し動かしてみたら、とたんに調子がよくなった。待っていました「テレビ座頭市」全百話連続放映! マキノ雅弘『次郎長三国志』はニュープリントの第六話と七話を含むシリーズ全作放映! 『社長』だ…

三月は旅の季節。みどりの窓口で「青春18きっぷ」を買って、木曜日の昼時の、お仕事や外出する人々でそこそこに混み合った中央線の車内にて、ポケットサイズの時刻表をめくりながら列車の乗り継ぎを考える、そこからすでに旅は始まっている。ひとり東海道下…

三月の暦にかくれてすっかりごぶさたしていました。花が咲くのを待てずについにどこかでくたばったかと思いきや、たしかに数日間の旅には出ていたものの、わりかし元気にたくましく日日の暮らしをつづけています。四方山話はたくさんあるけれど、まずはミス…

エミール・クストリッツアの映画をはじめて観たときの、あの驚きを忘れるはずがないだろう? 死んだじいさんも生き返るよな、『黒猫・白猫』の無茶を極めたハッピーな結婚式のシーン。クストリッツア自身もギターを、彼の息子がドラムを叩いているバンド「ノ…

ハタリブックスからお知らせです。ご好評をいただきました「座頭市映画手帖」が完売いたしました。つきましては、ハタリブックスのウェブサイトでのお取り扱いを一時中止させていただきます。仲良くさせていただいている書店さんの店頭にはまだところどころ…

ひさしぶりに札幌へ。帰省と観光と仕事のあいの子の旅。美味しいごはんをたくさんいただいたり、猫にちょっかいを出したり、なつかしい友人に会ったり、ひさしぶりに父親とビールのジョッキを交わしたりしたのだけれども、ここで、ひとつ、訪れた面白いお店…

寒い夜にぴたりと閉じ合わせていた雨戸を開けたら昼の町は春の陽気だった。よし、こんな日は映画館で映画を観よう。とびきり馬鹿げた、正しい娯楽映画を観よう。と、思いついて、春めいた陽射しに頭を預けながら井の頭線の各駅停車に乗った。映画館に出かけ…

平岡正明さんの『昭和ジャズ喫茶伝説』(平凡社)はひとつの青春小説だ。わたしにとって平岡さんは、あこがれのアイドルであり、市っつあんであり(平岡さんは盲ではないけれど居合い抜きの動きはなかなかだ)、先輩であり、空手マインドをもつ同志であり、…

いろいろあった2005年が過ぎ、2006年を迎えました。2003年もいろいろありましたし、2004年もいろいろありましたが、変わるのは状況とそれに翻弄される自分くらいなもので、大好きな映画はあいかわらずいつもわたしのそばにあっていつでもわたしを勇気づける…