2007-01-01から1年間の記事一覧

ミスハタリの北陸旅 のと鉄道と和倉温泉

朝七時に目が覚める。旅の最中は早起きだ。テクテク歩いて兼六園へ。午前七時半だというのに、駐車場にはもう観光バスが乗り付けている。桜も紅葉も雪もない兼六園、観光というより、いつも通りに杉並区を歩くような朝の散歩。金沢城公園もあわせて実によく…

ミスハタリの北陸旅 金沢後篇

美術館を出て水路沿いに下り、ライヴハウス「もっきりや」の前を通り、香林坊という繁華街に出る。夜のノンベエ盛り場木倉町通りを下見してから、犀川を渡って、ちょっとだけ住宅街に迷い込んで散歩。 そして西日を浴びながら「にし茶屋街」へ。「ひがし」と…

ミスハタリの北陸旅 金沢前篇

糸魚川駅で北陸本線に乗りかえて、すこし居眠りし、「おわら風の盆」で大混雑の富山駅を通り抜け、金沢まで。ドーム造りの東口からバスに乗り、まずは金沢城址公園そばのホテルへ荷物を預けに行く。お化粧をして、夜行列車仕様だったボサボサ頭をおすまし風…

ミスハタリの北陸旅 白馬と大糸線

ムーンライトが夜を駆け、浅い眠りを経て早朝五時半。白馬の山並みは靄がかっていた。三年前の記憶では、八方口の足湯まではさほど遠くなかったはず。と、歩き出したもののなかなか着かない。なんと片道二十分以上もかかったのでした。乗り換えまでの一時間…

ミスハタリの北陸旅 出発

週末の夜、いつだってわたしを連れ去っていくのは夜行列車「ムーンライト」。今回は山岳夜行こと「ムーンライト信州」で北陸へ向かうことにしました。思い立ったが吉日、渋谷駅のみどりの窓口で無事に指定席券を買ってウキウキと旅計画をはじめたとき、そう…

杉並猫ニョロリ通信

近所の猫親子がたまらなくキュートで、ハタリの日常をかき回しています。毎晩「ニョロリー!」「ニャア」と逢瀬を重ねている夏。猫に会うために遠回りの散歩をし、よりみちしているこの夏。白面積が大きいのが母親で、茶面積が大きいほうが子ども。親子で寝…

大鉄道博覧会 昭和への旅は列車に乗って

夏のはじめころから気になっていた江戸東京博物館の企画展、「大鉄道博覧会 〜昭和への旅は列車に乗って〜」を見るために両国へ。道中、お茶の水駅のホームの先っぽで、聖橋と、丸の内線が地上に顔を出す絶景ポイントを見るという、ひとり鉄道遠足のオプショ…

マリア! 天上を駆ける音楽

ここ数日、わたしのメールボックスには、ヨーロッパのあちこちから「いまここにいるよ」「こんな食べものを食べたよ」「プレゼントありがとう」「元気にしてる?」と、英語、日本語、ときにローマ字で友人たちからメッセージが届いている。方々から旅の便り…

クジャリネットとお囃子

仕事や時間を言い訳に、ずいぶんクジャリネットにさわっていなかった。昨日、家で吹いてみたら、指は鈍いし、頬や唇はすぐ疲れるし、ひどいありさま。パプーと音を出したくても、ここは住宅地の賃貸住宅。反省と欲求で悶々とした夜を過ごし、今日はクジャリ…

終わりのある住居 富士山荘

仕事場に行く電車のなかで、「婦人公論」の吊り広告。苦笑いするよな文字列を追っていくと、<泰淳・百合子の「武田山荘」を富士に還して 武田花>、なんですって。ややっ、と、その足で本屋に入って、ふだんさわらない類の雑誌をめくる。「富士山荘」につい…

散歩する惑星 阿佐ヶ谷住宅再訪

阿佐ヶ谷に打ち合わせの用があったので、浜田山駅からバスに乗って出かける。ちょうど時間は暑さの頂、午後2時半。善福寺川緑地を過ぎたあたりのバス停で下りて、ひとつ角を曲がると、いきなり、集合自宅と緑に囲まれた「町」が広がる。【阿佐ヶ谷住宅とは?…

社交場閉鎖のお知らせ

さて、お知らせです。これまで「ハタリ社交場」と銘打っていた掲示板を休止することにしました。ご連絡や社交は、こちらのコメント欄へのご記入か、info☆hataribooks.net(☆を@にかえるといいとおもうの)あてのメールでお願いします。今年の春に「ミスハタ…

真夏のフィナーレと清水湯

八月十五日の早朝六時。駅前まで散歩した帰り、家のドアを開けようとしたら、背中に涼しい風をかんじて振り返ると、マンションの向こうに広がっていた青空がすっきりと乾いていた。あの瞬間が夏の終わりだった。とか、なんとか、センチメンタルなふりをして…

ダンスとバリサクとキミとボク

夜、下北沢「440」で東京中低域のライヴ。七月の山梨河口湖、「440」のライヴがとても面白かったというハナシを聴いたので、いろいろたのしみにしながらちょっと早めに会場へ。今回はダンスチームとジョイントした東京中低域。演奏曲が少なかったのがざんね…

阿佐ヶ谷住宅 終わりのある散歩

先週のこと、阿佐ヶ谷七夕まつりを見物しようと、浜田山駅から阿佐ヶ谷駅に向かうバスに乗ったときに、車窓から見た景色、実はそれが遅まきながらも「阿佐ヶ谷住宅」へのファーストコンタクトだった。善福寺川緑地では枯葉を焚きつけて芋を焼いたこともある…

渋さ知らズと旅の見送り

水風呂に浸かってのんびり過ごしているうちに、暑い昼間はすぐに夕方になった。日が沈む前から呑もうかなとダレた大人の約束を交わしていた女の子と駅で会うも、空腹と暑さと外的要因とが重なって、めずらしく居酒屋でも焼鳥屋でもない、カレー屋「Oh! INDIA…

日本、東京、杉並―夏の日記

夕方より吉祥寺散策。なんと、寿司、焼鳥、ラーメンの誘惑をすり抜けて、めずらしく「お茶」タイムとなる。あ、でもその二時間前、ハモニカ横丁の珍来亭で、やっぱり餃子と油そばとビールをいただいていたのだった。五日市街道の喫茶ダーチャにお邪魔してコ…

オフィスの模様がえ

先日のこと。日曜日のIKEA港北はハッピーなファミリーで朝から大混雑。パパも車もない女の子ふたりが買ったのは、色とりどりの雑貨と、いくつかの家具。そして持てるかぎりのものを旅行用のキャリーバッグに詰め込んで、(横浜の)北欧から帰ってきました。…

菓子と百貨 お早う市

八月さいしょの日曜日、朝から晴天。夏やすみの子どもみたいに早起きをして、バナナヨーグルト豆乳(バナナ一本と無糖ヨーグルトと無調整豆乳をミキサーで十秒混ぜたらできあがり)をマグカップで二杯も飲んで、オレンジ色の自転車に乗って出かける午前八時…